代表挨拶
「さいたま境界問題研究所」公式サイトにようこそ。当所代表・土地家屋調査士の内山と申します。
開業してから、今年(2021年)の4月で7年目に入ります。
紆余曲折有りつつも業績を伸ばしつつあった当所ですが、憎きコロナ禍により一頓挫を余儀なくされました。
それをきっかけに今後の身の振り方を考えるにつけ、「果たしてこの業界にどっぷり漬かっていていいのか」との疑問を抑えることができませんでした。
訳まで話せば長くなりますが、土地家屋調査士は「専門家」を謳っていながら、能力や技術が評価されない世界であります。
そして、職能に長けた資格者が少ない故に、無資格者の参入も散見されます。
まさしく、「悪貨が良貨を駆逐」しているのです。
どんな職業に在っても、「自分が業界最高の製品・サービスを提供する」ことをモットーにしてきた私にとって、その渦中に身を置くのは耐え難いことでした。
懊悩の末、このたび
「本業としての土地家屋調査士は辞める。
これからは自分の職能を正当に評価して下さるお客様のためだけに、土地家屋調査士業務を行う」
との結論を出しました。
「以前お願いした土地家屋調査士の先生は、依頼者である私に解るような説明をしてくれなかった」
「隣地所有者の代理人と称してやって来た土地家屋調査士(測量士)に、境界の承諾印を押すよう半ば強要された」
という声をしばしば聞きます。
当所にご依頼下されば、そのような不満や不安に悩まされることは決してありません。
悪徳業者を退散させ得る理論武装や、一般の方にも理解していただける説明能力が、当所の強みです。
「隣地所有者の判子さえ貰えばいいから、安く早くやれ」との希望をお持ちの業者様へ。
わざわざ来て下さったのに申し訳ありませんが、どうか他を当たって下さい。
かなり挑戦的で過激なご挨拶となってしまいましたが、そんな土地家屋調査士を求めている方も中にはいらっしゃるのではないかと考え、敢えてストレートに思いをぶつけてみました。
どうぞよろしくお願いいたします。
経歴
1975年東京都品川区生まれ、福岡県北九州市出身。久留米大学附設高等学校卒。
京都大学法学部から大学受験予備校講師を経て、琉球大学法科大学院にて法務博士号取得。
その際に土地境界問題に関心を持ったことから、埼玉県内の土地家屋調査士事務所 に就職、ハードな実務の傍ら、土地家屋調査士試験に合格。
2015年4月、土地家屋調査士登録(埼玉第2586号)。
2016年1月、さいたま地方法務局より筆界調査委員に任命。
2016年5月、宅地建物取引士登録(埼玉県第073069号)
行政書士資格保有(未登録)
司法試験予備試験(択一・論文)合格。
自己PR・土地家屋調査士としての理想
知識・教養
専門家として専門知識があることは当然ですが、未知の困難な案件に対応するためには、法律をはじめ多方面にわたる知識が必要です。
のみならず、境界問題の解決には、人間社会に関する卓見も必要です。
私は、誰からも信頼される境界問題の専門家になるため、持ち前の学究肌を活かし、知識・教養を常に磨きます。
説明能力
どれだけ知識があっても、相手に理解されなければ意味がありません。
特に境界問題には定説がないため、当事者へのわかりやすい説明が求められます。
私は受験指導の経験から、ハキハキとした物言いや図表の活用などにより、「わかりやすさ」への意識を常に忘れずにいます。
体力・精神力
境界問題を解決するためには、地中深くに埋まった境界杭を汗と泥にまみれて探し出したり、何度も相手方のところに足を運んで粘り強く説得したりせねばならないことが多々あります。土地家屋調査士には体力と精神力が欠かせないのです。
これらを涵養するため、私は多忙のさなかであってもジムに通い、トレーニングを続けることにより、心身ともに鍛錬を重ねています。